郡山市阿久津地区は郡山市の東部、阿武隈川の東岸に位置する野菜生産の盛んな地域です。
この阿久津地区を中心に栽培されているのが「阿久津曲がりねぎ」です。
阿久津ねぎの起源は、明治30年(1897年)頃に武田慶太郎氏(明治13年生)が、富山の薬売りが運んできたと言われる「加賀ねぎ群」の種をまいて栽培したのが始まりと言われています。 このねぎの中から阿久津地区の気候・風土に適した種を選抜して栽培していたところ、その形質が大変優れていたことから、この種を市内の種苗商が昭和初期に「阿久津一本太ねぎ」「郡山一本太ねぎ」などとして売り出したことによって、地域全体に広がったと伝えられています。
ねぎの形状が曲がりとなったのは、阿久津地区の畑の土は粘土が強く作土が少ない条件であったため、土の量を少なくねぎの軟白部分を確保する技術として、当時では画期的であった「やとい」を実施したことによります。
美味しさ
阿久津曲がりねぎは「甘い」「柔らかい」「風味が良い」の三拍子そろったねぎです。
そのおいしさの理由は「やとい」という伝統の技です。
「やとい」は夏場にねぎを掘り起こし斜めに植え替えをする作業のことで、やといを行うことで曲がったねぎが作られます。
こうしてねぎを曲げることで、特有の柔らかさと甘さ、そして風味が増すといわれています。
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